15個入り(化粧箱入)
25個入り(化粧箱入)
川田餅本舗では、この島ならではの、みかん餅を再現いたしました。周防大島には水田が少なく、江戸末期から狭い狭い段々畑を利用してのみかん栽培がおこなわれてきました。現在も県内一の生産量を誇っています。お米が貴重だった昔は、少しでももち米を節約するために、島では雑穀や芋、みかんさえもお餅に搗きこんでいました。今でもお餅を尊び、行事のたびに大切にいただく風習はどの地よりも受け継がれているのではないでしょうか。
「五味五食」は、この島の古きよき精神に学び、体によい食材を搗きこんだお餅をさまざまに味わうものとして、ふるさと料理人 藤清光先生のプロデュースにより、誕生したものでございます。生姜、梅と昆布、よもぎ、みかん、どれも厳選した食材をもとに川田独自の製法にて搗きこんでおります。風味ともどもお味わいいただければ幸いでございます。
【生姜餅】高知産生姜を天日で干し、搗きこみました。生姜の風味が生きています。
【白餅】こしがあって、ひきのある、川田自慢の白餅です。
【みかん餅】島産のみかんを皮ごと搗きこみました。
【よもぎ餅】島で採れたよもぎの新芽だけを手摘みし、搗きこみました。
【梅・昆布餅】生姜とともに薬とされてきた梅干し
周防大島町には、かつて旧正月にもち黍(きび)やたか黍(きび)などの雑穀やくず米、さつま芋、よもぎの葉を用いることで五色に彩りの変化をつけた「五色餅」を搗(つ)く習わしがありました。水田が少なく、米食がままならなかった時代の知恵といわれていますが、島内に塩田があったことからも、餡には塩餡を用いることが多く、この土地柄が生み出した独特の餅文化を発達させることにもなりました。「誕生餅」に始まって、祝い事や法事、厄払いなど事あるごとに餅を配る風習は今日も変わりなく、おそらく日本一餅を食す文化をもつ島ではないかと言われているほどですあります。
昭和八年の創業以来、当店でつくり続けてまいりました「塩餡餅」を「これぞ、すばらしい日本の餅」と称賛してくださいました、ふるさと料理人 藤清光先生のプロデュースによりまして、幸いにも当店との共同制作で「五福餅」を誕生させることが出来ました。おいしさだけでなく、体にもよいものをつくりたいという私どもの念願のもと、山水を引き、玄米や雑穀、島産のいりこ、芋を用い、小豆は最高級の北海小豆を、塩は天然塩のみ、砂糖は洗双糖と島産の野密を用いています。どれも厳選された素材を存分に生かしきって、従来からの杵つき式にて丹精こめて搗いております。それぞれを味わい尽くして、この餅から福を呼び込んでいただければ幸いでございます。
【翠餅】島のよもぎの新芽だけを手摘し、5分づきの玄米に搗きこみ、餡は伝承の塩餡です。
【黄金餅】餅黍を5分づきの玄米に搗きこみました。
【錦餅】島のさつまいもを蒸して搗きこみ、島産野密、喜界島産洗双糖を使用しました。
【銀餅】浮島産イリコと炒ってすったゴマを搗きこみました。
【雪餅】川田自慢の白餅。雪のような白さです。
15個入り(化粧箱入)
25個入り(化粧箱入)
発送について
川田餅の発送は、すべて、個別包装しております。添加物は一切使用していません。つきたての状態を味わっていただくため、あえて冷凍のみで発送しております。
素材厳選
もち米は佐賀産の減農薬特別栽培米を、毎日搗く前に精米しています。原料となるものはすべて国産、水は山水を引いています。一気に蒸して、杵つき式で搗き、ひとつずつ手で丸める手作業の伝統は創業以来変わっておりません。