家族でつくる、にっぽんの餅
昭和八年、川田餅本舗を創業した先代の川田鉄之助は、当時の屋号「川鉄」の名で、親しまれていました。その先代からの味を受け継ぎ、作り続けてきたのが、塩餡餅です。塩餡は、砂糖を使わず、塩味だけで小豆のもつほのかな甘みを味わいます。お米と同じように砂糖が貴重だった時代にはどこででも作られていた味ですが、甘い餡があたりまえになり、甘いお菓子が溢れるようになった今では失われゆく味のひとつになっているようです。 ここ、周防大島には日本で最後の塩田があった名残もあるのでしょう。そして、何事かあれば必ず餅を配るという風習も残ってきた、そんな島の需要にも支えられて、先代からの味を絶やすことなく作り続けてくることができました。
この塩餡餅が、「なつかしい」、「体にやさしい甘み」、「ぜひ、この素朴な味をいつまでも残してください」と、今では遠来のお客さまからまでお便りをいただいています。「昔、家で餅を搗いていたころの餅らしい餅を思い出す」という方も多く、私たちにとっては、こうしたお客さまの声が一番の励みです。
製法へのこだわり
水と米と思い入れでお餅が決まる。昔から受け継いできたことを当たり前に守ることを大切にしています。水と米さえあれば誰でも餅は作ることができます。しかし、本当においしいお餅を作るにはそうはいきません。米と水、シンプルな素材をお餅専門店ならではのこだわりで餅通がうなるお餅を作ります。
お米へのこだわり
その日搗く分だけ自家製米
佐賀県「よかもち」を玄米のまま低温保管し、その日搗く分だけ自家製米しています。そうすることで新米の時の状態を維持することができ、なによりお米の酸化を防ぐことができます。いちばんおいしい状態のもち米で、餅通が納得するお餅に仕上げます。循環式自家製米で、約一時間かけてゆっくり精米することでヌカに含まれるうまみ、甘みをお米に吸収させることが出来ます。
小豆へのこだわり
北海道産小豆を使用
川田餅本舗では全て北海道産の小豆を使用し、特に味の決め手となる塩は天然の海塩を使用し、どこにもない小豆の風味を出しています。
水へのこだわり
周防大島の天然井戸水を使用
周防大島という島にありながら幸いにもこの島は山が深く、水質に恵まれたおいしい井戸水が湧き出ております。この天然水を、米、小豆にたっぷりと与え、一晩かけてそのおいしさを米と小豆に吸収させます。
川田餅本舗一同
二代目店主 川田 俊雄
家族、従業員一同
会社概要
販売業者 | 有限会社 川田餅本舗 |
運営統括責任者 | 川田 親満 |
所在地 | 〒742-2301 山口県大島郡周防大島町久賀新開5415-2 |
TEL.0820-72-1195 | |
FAX.0820-72-1412 | |
創業 | 昭和8年 |